新着情報
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CIRIC講演会
CIRICでは、9月18日に「Thomas Wirth教授 講演会」、10月18日に「Davor Margetić先生 講演会」を開催します。Wirth教授は、超原子価ヨウ素化学ならびにフロー反応分野で著名な研究者です。Margetić先生は、物理有機化学の分野において有機化合物の合成について多くの業績を上げておられる著名な研究者です。詳細はCIRICウェブサイトをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。
[CIRICウェブサイトへのlink] - SMARC/CIRICでは、5月29日(水)に、Jeonbuk National UniversityのJeung Gon Kim先生講演会を開催しました。
- CIRICでは、5月27日(月)にCIRIC化学企業研究者講演会「日産化学株式会社 三田 猛志様講演会『新規「イソキサゾリン型」殺虫剤の創製』」を開催しました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
- CIRICでは、5月22日(水)~24日(金)の3日間、「CIRIC-CAI-JEO分析機器講習会」を開催しました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
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産学連携関連情報
テクノプロ・R&D社と千葉大学が共同研究契約を締結 ~高付加価値ヨウ素化合物の開発~
株式会社テクノプロの社内カンパニーであるテクノプロ・R&D社(以下「テクノプロ・R&D社」)と国立大学法人千葉大学(担当:大学院理学研究院 荒井孝義 教授、CIRIC長)は、この度、医薬など人類の役に立つ化合物を創製するために、新規で効率的な有機分子骨格構築法の開発を目標として、高付加価値ヨウ素化合物の開発に関する共同研究契約を締結いたしました。 [千葉大学ニュースリリースへのLink] [テクノプロニュースリリースへのLink] - 千葉大学キラリティーネットワーク研究会(WCCU)では、2024年2月2日(金)に第9回シンポジウムを開催しました。多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。
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荒井孝義SMARC長がAdv. Synth. Catal.に報告した"Halogenation/Cyanation vs. Cyanation/Halogenation of Alkenes Using ICN and BrCN"の研究成果をまとめた解説「σ-ホールが反応の選択性を変える」が、月刊『化学』に掲載され、同号のカバーを飾りました。
[「Advanced Synthesis&Catalysis」へのLink] [月刊『化学』購読へのLink] - CIRICでは、10月27日(金)にCIRIC講演会として、静岡大学グリーン科学技術研究所所長の間瀬暢之教授 講演会『地方大学で挑戦→失敗→反省、いつか成功:研究も人生も一緒』を開催しました。[CIRICウェブサイトへのlink]
- ヨウ素学会(SIS)・CIRICでは、10月19日(木)にCIRICセミナーNo.8『高度分析技術とヨウ素』を開催しました。 [「ヨウ素学会」ウェブサイトへのLink]
- CIRICは、9月6日(水)~8日(金)の3日間、幕張メッセ国際展示場にて開催の最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2023」に、「千葉大学共用機器センター+千葉ヨウ素資源イノベーションセンター」として合同出展しました。
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荒井孝義SMARC長らの研究チームは、ヨウ化シアン(ICN)を用いて、炭素-炭素二重結合を有するアルケン化合物に、ヨウ素とシアノ基(ニトリル)を同時かつ効率的に導入することに成功しました。他のハロゲン化シアンとは、全く異なる反応の位置選択性(原料の構造中のどこに反応したかの選択性)であり、ヨウ化シアンにだけ見られる特徴的な反応です。このため、従来にない有機分子を合成できるようになり、ヨウ素ならびにニトリルを有する新規機能性分子の創製が期待されます。
本研究成果は、学術誌Advanced Synthesis&Catalysisにて2023年7月27日に公開されました。 [千葉大学ニュースリリースへのLink] [「Advanced Synthesis&Catalysis」へのLink] -
荒井孝義SMARC長らの研究チームは、安価なフェノール類とイミン基質を用いた光学活性アミンを合成する反応において、これまでの合成方法では困難だった、フェノールのパラ位(フェノール性水酸基の反対側の位置)に選択的に反応させ、目的化合物を与える触媒の開発に成功しました。
本研究成果は、学術誌ACS Catalysisにて2023年7月3日に公開されました。 [千葉大学ニュースリリースへのLink] [「ACS Catalysis」へのLink] [「New study expands the scope of aza-friedel−crafts reactions | EurekAlert!」へのLink] [「【プレスリリース】触媒で化学反応の位置選択性を変える 安価な医薬品開発への応用に期待 | CHIBADAI NEXT (chiba-u.jp)」へのLink] - CIRICでは、4月26日(水)にCIRIC分析機器講習会「溶液NMR、より良いスペクトルを得るために」を開催しました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
- CIRICでは、1月25日(水)にCIRIC講演会「東和薬品株式会社 内川 治 様講演会『新薬 vs. ジェネリック』」を開催しました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
- 12月16日(金)に、The University of Silesia(シレジア大学、ポーランド)のMarian Paluch 教授の講演会が開催されました。
- SMARC・CIRICでは、11月15日(火)に、ブレーメン大学のBoris J. Nachtsheim 教授講演会を開催しました。
- CIRICは、9月7日(水)~9日(金)の3日間、千葉県幕張メッセ国際展示場にて開催されました最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2022」に、「千葉大学共用機器センター+千葉ヨウ素資源イノベーションセンター」として合同出展しました。
- CIRICでは、6月20日(月)にジュネーブ大学(スイス)の Jérôme Lacour 教授講演会を開催しました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
- CIRICセンター長 荒井孝義教授らの研究グループによる研究成果、"Intermolecular Catalytic Asymmetric Iodoetherification of Unfunctionalized Alkenes"が、Org.Lett.に掲載されるとともに、掲載誌のカバーピクチャーに採用されました。 [Org.Lett. Coverへのlink]
- CIRICでは、5月30日(月)に「CIRIC化学企業研究者講演会」を開催し、学内の学生を対象に千葉県内の化学企業の方からご講演をいただきました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
- CIRICでは、5月12日(木)に分析機器講習会「走査電子顕微鏡の基礎と応用」を開催しました。 [CIRICウェブサイトへのlink]
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荒井孝義SMARC長が、2月28日(月)放送の千葉テレビ「newsチバ」、特集『ヨウ素は千葉の特産品』に出演しました。放送動画はYouTubeの千葉ニュース(チバテレ)チャンネルにて公開されています。
千葉ニュース(チバテレ)YouTube
[【特集】ヨウ素は千葉の特産品(2022年2月28日放送)へのlink] - CIRICは、11月8日(月)~10日(水)の3日間、千葉県幕張メッセ国際展示場で開催された最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2021」に、「千葉大学共用機器センター+千葉ヨウ素資源イノベーションセンター」として合同出展しました。
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千葉大学大学院薬学研究院 中島誠也 助教及び根本哲宏 教授は、超原子価ヨウ素と呼ばれるヨウ素含有分子の結合エネルギーを人工知能により算出する予測モデルの構築に成功しました。
分子は原子と原子が結合して成り立っています。その結合の強さを表す値、すなわち結合エネルギーの算出は、分子の安定性や反応性の指標となる重要なパラメーターです。この方法によって、従来の計算方法(DFT計算)に比べ、1.3億倍ものスピードで結合エネルギーを算出することが可能となりました。
この研究成果は、2021年10月12日にネイチャー・リサーチ社のオープンアクセス学術誌である「Scientific Reports」に掲載されました。 [千葉大学ニュースリリース(pdf)] [「Scientific Reports」へのLink] - CIRICでは、9月28日(火)・29日(水)にCIRIC-JEOL分析機器講習会を開催しました。
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CIRICでは、7月14日(水)にCIRICセミナーNo.6『高分子ポリマーとヨウ素~ヨウ素の高度利用をめざして〜』を開催しました。
[ヨウ素学会ウェブサイトへのlink]
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CIRICでは、6月3日(木)にCIRICセミナー No.5『ハロゲン結合の理論科学~基礎と触媒化学への応用〜』(Zoom Webinar)を開催しました。
[ヨウ素学会ウェブサイトへのlink]
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荒井孝義SMARC長が2021年度ヨウ素学会、学会賞(学術的)を受賞しました。
受賞テーマ:「ヨウ素の高機能化:ハロゲン結合によって駆動する協奏機能不斉触媒の開発」
2021年9月10日(金)に開催されます第24回ヨウ素学会シンポジウムにおきまして、表彰式と受賞講演が行われます。[ヨウ素学会ウェブサイトへのlink]
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荒井孝義センター長と鍬野哲助教(現:東京工業大学)はヨードニウム塩を触媒に用い、2-ビニルインドールと2-スチリルインドールのクロス[4+2]-付加環化反応の開発に成功しました。カチオン性ヨードニウム塩の強いハロゲン結合供与能力により、触媒適用の範囲拡大に期待がもたれます。
[ChemPlusChem., 86, (2021), DOI=10.1002/cplu.202100089へのLink]
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荒井孝義SMARC長がOrg.Lett.に報告した触媒的不斉エポキシ化の論文が掲載号の掲載誌のカバーピクチャーになりました。"Chiral C2-Symmetric Aminomethylbinaphthol as Synergistic Catalyst for Asymmetric Epoxidation of Alkylidenemalononitriles: Easy Access to Chiral Spirooxindoles"[カバーへのlink]
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千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程2年の 綿 智理 氏と理学研究院・千葉ヨウ素資源イノベーションセンターの 橋本 卓也 特任准教授の研究グループは、千葉で多く産出される天然資源のヨウ素を利用した、新しい有機合成法の開発に成功しました。これにより、従来の技術では触媒の毒性が高く実用化ができなかった合成法を、ヨウ素を利用した安価で低毒性な触媒により行うことが可能となりました。医薬品に汎用される主要な構造を効率的に得ることができるため、今後の創薬研究において医薬候補品の簡単で迅速な合成を可能にする技術として期待されます。
本研究成果は、2021年1月23日に米国化学会誌 Journal of the American Chemical Society オンライン版に速報誌として公開されました。 [ACSへのLink] [千葉大学ニュースリリース](pdf) -
薬学研究院の根本哲宏教授及び原田慎吾講師の研究グループは、独自の触媒技術と理論解析法を利活用したキラル銀カルベン発生法を確立しました。それらを用いて活性化されていないベンゼン類の不斉脱芳香族化反応の開発に世界で初めて成功しました。これにより原油から容易に誘導できる原料より、医薬候補分子が迅速に合成できます。
本手法はこれまで合成に必要としていた毒性の高いジアゾ化合物を用いず、合成プロセスの簡略化によるコスト削減もできることから、環境に優しい有機合成化学の草分け的研究となることが期待されます。 本研究成果は2020年12月31日に米国化学会誌Journal of the American Chemical Societyオンライン版に速報誌として公開されました。 [ACSへのLink] [千葉大学ニュースリリースへのLink] - 荒井孝義SMARC長が「新春Zoom Webinar「新結合様式の開拓と機能の創製」」にて講演されました。
- 千葉大学大学院 薬学研究院 薬化学研究室助教 中島 誠也先生が2020年11月18日(水)に開催された2020年度第5回グローバルプロミネント研究基幹シンポジウムにて優秀発表賞を受賞しました。
- 工学研究院の星野勝義教授のグループは、チオフェン重合体誘導体を用いることによって、金属を使わず、かつ環境・作業者に優しい水溶性の金色調・ブロンズ調塗料を開発しました。本成果は、米国化学会誌ACS Omegaに掲載されました。同誌のCoverに採用されるとともに、ACSからプレスリリースされました。 [論文リンク] [Coverリンク] [Press releaseリンク]
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荒井孝義SMARC長、立教大学理学部 山中正浩 教授らの研究グループは、独自の触媒反応制御技術と化学反応の理論計算研究を組み合わせることにより、単純なアルケン基質とカルボン酸から、光学活性ヨードエステル体の触媒的不斉合成に世界で初めて成功しました。金属カルボン酸塩の形成、ハロゲン結合、水素結合にπ‐πスタッキング、計4種の異なる力を1つの触媒上で協調させることによって、初めて達成された反応です。安価で入手容易な材料から高機能なヨウ素化合物を合成することが可能となり、実用化が期待されます。
本成果は、独化学誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載され、AAASのEurekAlert!でも紹介されています。 [千葉大学ニュースリリース](pdf) [EurekAlert! へのLink] -
荒井孝義センター長と鍬野哲助教(分子キラリティー研究センター)はヨウ素結合とアミン塩基の協働作用触媒を用い、α,α-2置換-α-アミノ酸の触媒的不斉合成に成功しました。触媒中のハロゲン(X)をF, Cl, Br, Iと変えていくに従って目的化合物の不斉収率が向上していきます。
[Adv. Synth. Catal., 362, (2020), DOI=10.1002/adsc.202000092へのLink]
- 薬学研究院の根本哲宏 教授及び中島誠也 助教はヨードフタルイミドに可視光を照射することで、C-Hイミド化反応の開発に成功しました。
- 薬学研究院の根本哲宏 教授及び中島誠也 助教はヨウ素などの重原子含有分子の光反応が通常進行しないとされているS0→Tn遷移によって進行していることを証明しました。東京大学・理化学研究所 内山研究室との共同研究の成果でもあります。
- 2020年2月19日にCIRICセミナー第4回「ペロブスカイト太陽電池」を開催しました。ご参加の皆様、ありがとうございました。 [ヨウ素学会ホームページへのLink]
- 2020年1月24日に第7回千葉大学キラリティーネットワーク研究会を開催し、大盛況のうちに終了いたしました。参加された皆様、誠にありがとうございました。 [7th WCCU開催概要](pdf)
- 2020年1月15日(水)にSMARCセミナー「炭素材料と物質開発」を開催し、盛況のうちに終了いたしました。参加された皆様、誠にありがとうございました。
- 2019年11月8日に、ストックホルム大学のOlofsson教授講演会を開催しました。 [Olofsson教授講演要旨] [The Olofsson Research Group HPのLink]
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私達は国際周期表年(IYPT)2019に協力しています。
今年はメンデレーエフが周期表を発見して150周年になることから、国連・UNESCOにより、国際周期表年と制定され、世界中で様々なイベントが開催されています。日本では、本年12月5日に国際周期表年2019の閉会式(国際的正式行事)が開催される予定で、それを受け日本化学会内に実行委員会(委員長:玉尾皓平先生)を設置して、準備・活動を進められています。
[国際周期表年(IYPT)2019のLink] [私たちの元素‐産学からのメッセージのLink] [ヨウ素のLink] - 2019年9月20日にCIRICセミナー「表面分析セミナー」を開催し、盛況のうちに終了しました。ご参加の皆様、ありがとうございました。 [CIRICホームページへのLink]
- 2019年7月25日(木)に、第2回SMARCシンポジウムを開催しました。今回のテーマは「ケミカルバイオロジー」で、盛況のうちに終了いたしました。参加された皆様、誠にありがとうございました。
- 2019年6月5日(水)に、第2回CIRICセミナー「ハロゲン結合 ~ヨウ素の高度利用をめざして~」を開催しました。ご参加ありがとうござました。
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荒井孝義センター長と鍬野哲助教(分子キラリティー研究センター)はヨウ素結合をπ電子系の活性化に用いる触媒の開発に成功しました。ソフト分子活性化センターの掲げるハロゲン系とπ電子系の融合であります。
本成果は、立教大学山中研究室との共同研究の成果でもあります。[Angew. Chem. Int. Ed., 58, (2019), DOI=10.1002/anie.201904689へのLink]
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荒井孝義センター長と飯田圭介助教(理学研究院)は日宝化学(株)との共同研究により、ジスルフィド化合物を触媒に用いる芳香族化合物の効率的なヨウ素化反応の開発に成功しました。
[J. Org. Chem., 84, (2019), DOI=10.1021/acs.joc.9b00769へのLink]
- 荒井孝義センター長と鍬野哲助教(分子キラリティー研究センター)は、光学活性アザボロール触媒によるcis-ジオールの非対称スルフォニル化反応の開発に成功しました。 [Org. Biomol. Chem., DOI: 10.1039/c8ob03205j へのLink]
- 荒井孝義センター長は立教大学山中正浩教授との共同研究により、イオン結合、水素結合、ハロゲン結合の3種が協働する高活性不斉ヨードラクトン化触媒の開発に成功しました。本成果はCell Pressが出版するオープンアクセスジャーナルiScienceに掲載されました。
- CIRICセミナー第1回を開催しました。
- 第6回千葉大学キラリティーネットワーク研究会を開催しました。
- 第1回ソフト分子活性化研究センター国際シンポジウムを開催しました。
- CIRIC開所式典
- CIRIC竣工
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荒井孝義センター長と鍬野哲助教「ヨウ素結合とアミンの塩基性が協調的に機能する高活性な有機触媒」の開発に成功しました。
- ソフト分子活性化研究センター(Soft Molecular Activation Research Center: SMARC)が発足しました。
- CIRICに入居する伊勢化学工業株式会社、株式会社合同資源、日宝化学株式会社、株式会社ナックテクノサービスの連携企業4社と、千葉大学の5者連名で「包括連携共同研究推進等に関する協定」を締結しました。
- 荒井孝義センター長は、新規パラジウム錯体触媒を用いる光学活性 1,3-ジアミンの合成法の開発に成功しました。
- 平成28年度文部科学省「地域科学技術実証拠点整備事業」に千葉ヨウ素資源イノベーションセンター(Chiba Iodine Resource Innovation Center: CIRIC)が採択されました。
- 千葉大学リーディング研究に育成プログラムに「先導的ソフト分子の活性化と機能創製」が採択されました。